あなたは「URL」と「ドメイン」の違いを説明できますか?

Webサービスに携わる人なら2つの言葉の違いを明確に理解しておきたいものです。聞き慣れた言葉だからこそ、使うことができていますが、実際どんなものなのか説明できる人は少ないでしょう。

そこで、今回はURLとドメインについて紹介します。

URLとは

URLとは「ユニフォームリソースロケーター Uniform Resource Locator」の略名です。

インターネット上には無数のWebサイトがあります。これらを識別するためにURLがあります。

Webサイトに訪れるユーザーは、ブックマークや検索画面に表示されたリンクをクリックします。この行為はタクシーの運転手に行き先を告げるようなものです。運転手は住所を把握して、あなたを目的地まで送迎することができます。

Webサイトは「私はここにいます!」と宣言することができ、ユーザーは目的地に向かうことができます。

いわばURLはインターネット上で使われるWebサイトの住所と言えるでしょう。

ドメインとは

ドメイン(domain)とは、URLに含まれるもので、インターネット上の住所と言える働きを持っています。

URLは「http://サイト名.com」と表示されます。この際「サイト名.com」をドメインと呼びます。逆にアドレス全体の総称はURLと呼びます。

インターネットでサイトを表示する際、実際は「IPアドレス」という数字のみの文字列が使われています。

<例>IPアドレス:210.172.128.000

しかし、この文字列では人が覚えるのはとても困難です。IPアドレスをドメインに置き換えることで、より覚えやすくなります。これがドメインの役割です。

URLとドメインを分解

ここでは、より詳細にURLを分解してみましょう。URLには以下のような意味があります。

<例>URL:http://〇〇〇〇.com

「http」:プロトコル。通信手段の名称
「://」:プロトコルとドメインを区切る文字列
「〇〇〇〇.com」:ドメイン

このようにURLは、別々の意味を持った文字列が合わさってできたものです。この文字列によって、私達はWebサイトを認識しアクセスすることが可能になっています。

住所にも「東京都 渋谷区 111-1」とあるようにURLにもそれぞれの意味があることを覚えておきましょう。

まとめ

今回は、URLとドメインが持つそれぞれの意味を解説しました。インターネット上の住所である「URL」とその中に含まれる「ドメイン」2つの異なる意味を理解できましたでしょうか?

URLとドメインの違いの解説でした。