スマートフォンの普及により、アプリ開発をして様々なサービスを提供する企業も増えてきました。日常的に利用するスマホ。その中でユーザーが快適に利用するためには優れたUXを考える必要があります。

そこで、今回はスマホアプリを開発する上で必要なUXを解説します。

アプリのサービス内容からデザインを決める

開発したいスマホアプリのUXを考える時、以下の2パターンからデザインを考察すると良いでしょう。

・既に似たようなアプリがあるのか
・全く新しいサービスなのか

既に同じような機能を持ったスマホアプリが他社からリリースされていて認知度が高い場合は注意が必要です。ユーザーは既にスマホアプリの操作方法を他社のアプリから習得しています。この場合、あまりにも斬新なデザインにするとユーザーにとってストレスになるUXとになる可能性があります。

全く新しいコンセプトのスマホアプリを開発する場合は、シンプルかつ分かりやすい操作感を意識する必要があります。UIがどんなにおしゃれでもUXの質が悪ければユーザーの離脱率は避けられないでしょう。

開発するアプリがどのようなサービスなのか。既に似たようなアプリが出回っているのかを市場分析することはUXを考える上で非常に重要な要素と言えます。

情報量を絞り込んだシンプルなデザイン

スマホはディスプレイのサイズが小さいため、様々な情報を1画面に詰め込んでしまうと使いにくくなります。そのため、ディスプレイに表示する情報量は優先順位をつけて絞りこむことが大切です。

PCならメニューを一覧で表示しても問題ないですが、スマホアプリの場合は「メニューボタン」として小さく表示するなど、工夫が必要になります。アプリの内容にユーザーが自然とフォーカスするためには、ディスプレイに情報を詰め込みすぎないことが大切です。

指の位置を考慮した配置

スマホアプリは指でタップして使います。そのため、UXを考える上ではユーザーの指の動きを考慮する必要があるでしょう。指が届きにくい場所にボタンを配置するのは使いにくさに直結します。

また、画面を何度もタップしなければいけないようなデザインは良いUXとは言えません。
シンプルかつ最短の動作でユーザーが望む結果を提供できるようなUXを意識すると良いでしょう。

まとめ

今回は、スマホアプリを開発する上で最低限必要になるUXを解説しました。

スマホアプリにおけるUX要素は実に様々で、多角的な角度から検証する必要があります。リリース予定のスマホアプリがどんな機能を持っていて、どんな層に向けたものなのかを分析することが重要です。

ユーザーがストレスなく、かつアプリの内容にフォーカスできるUXを生み出すことは簡単ではありません。ぜひ、今回紹介した情報を参考にスマホアプリのUXを考えてみてください。