Webサイト運営をしている人なら、しばしば「データベース」という言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか?しかし、データベースと言われても何のことなのかよく分かっていない方も多いでしょう。
そこで、今回はデータベースの概要と種類を解説します。
データベースとは
データベース(database)とは、決まったの形式で整理されたデータの集まりです。IT業界では頭文字をとって「DB」と呼ばれることもあります。
Webサイトのデータは、データベースという保管庫に綺麗に整理されて保管されています。これにより、ユーザーがサイトに訪れてコンテンツをクリックした時に、スムーズに表示されることが可能になっています。
例えば、図書館には沢山の本があります。もし図書館の本が乱雑に並んでいたら、あなたはもちろん図書館スタッフでも特定の本を探し出すことができません。だからこそ図書館はよみがな順やカテゴリーで分類して整理しています。図書館は本のデータベースと言えるでしょう。
このように、データベースはWebサイトなどの複数の情報を整理して管理する目的で使用さています。
データベースの種類
データベースには実に様々な種類があります。ここでは代表的なデータベース3つを紹介します。
MySQL
PostgreSQL
Oracle Database
Oracle社が提供するデータベースです。
大企業が使用する信頼のおけるデータベースで、多機能で動作速度も早いのが特徴です。ただし、コストも非常に高いので個人ではなく企業向けのデータベースになっています。
MySQL
MySQLは、世界的に最も有名なオープンソース型のデータベースです。
基本的に無料で使うことができ、ほとんどのレンタルサーバーで利用できるため、多くの人が活用しています。個人ブログから企業まで安定して使うことができるのが特徴です。
PostgreSQL
PostgreSQLは、MySQLと同じくオープンソース型のデータベースです。
オープンソース型のデータベースの中でも多機能な点が特徴で、大規模な商用サイトなどでも使われることが多い人気のデータベースになっています。
まとめ
今回は、データベースについて解説しました。膨大な情報をしっかり整理して保管してくれるデータベースの役割は非常に大きいと言えるでしょう。
Webサイトやサービスを運営する上で欠かすことのできないデータベースには実に多くの種類があります。一般的なサービスの提供なら無料のデータベースでも十分です。しかし、大企業やセキュリティが強固なデータベースを利用したいならコストをかけるべきと言えます。
運営するサイトや仕組みに合わせて適切なデータベースを使うようにしましょう。