Web初心者にとって「API」がどんなものなのか理解できている人は少ないでしょう。

しかし、仕組みを効率化することのできるAPIはWeb初心者にこそ活用しがいのある便利な機能とも言えます。

そこで、今回はWeb初心者のためにAPIが何なのか噛み砕いて解説します。

APIとは

APIとは「Application Programming Interface(アプリケーション・プログラミング・インターフェイス」の略名です。

「A:ソフトウェア」と「P:プログラム」を「I:繋ぐ」役割を持った機能です。

Web業界におけるAPIは、インターネットを通じて外部のサイトが提供している機能やシステムを自分のサイトに組み込むことができます。

複雑なシステムの構築もAPIで自動化することができたり、効率化することができるため様々な分野でAPIが提供されています。

APIの存在意義

APIを活用することで多くのメリットが得られます。

1.複雑なシステムの自動化
2.カスタマイズ可能
3.ユーザーのストレスを解消

1.複雑なシステムの自動化

例えば、YouTubeが提供するAPIを利用すればチャンネル情報や再生リストの情報を簡単に取得できます。自社サイトに特定のチャンネルを表示させたり、ライバルの分析もできます。

2.カスタマイズ可能

APIは提供者のルールを守った範囲内で自由にカスタムすることができます。その結果、提供者も予期していなかったイノベーションが起こることもあり、世界がより便利になります。

3.ユーザーのストレスを解消

例えば、GoogleやFacebookが提供するAPIを活用すれば、自社サービスにGoogleアカウントでログインできるようになります。ユーザーはサイト毎にアカウントを作成するストレスから開放されます。

APIの基本的な使い方

APIの基本的な使い方は以下の流れになります。

1. APIを提供するサイトに登録
2. APIキーとシークレットの取得・登録
3. APIを呼び出して使う

1.APIを提供するサイトに登録

まずはAPIを提供するサイト(Google、Amazon、Facebook、YouTubeなど)に登録します。

2.APIキーとシークレットの取得・登録

APIキー:ID
シークレットキー:パスワード

APIを利用するための専用アカウント情報を取得して、APIの利用登録を完了させます。

3.APIを呼び出して使う

APIを実際に呼び出して使います。
提供者のルールに基づいてカスタマイズして使いやすい形に加工します。

まとめ

APIは外部が提供しているソフトウェアを使って複雑な作業を効率化できる手法です。

APIをフル活用するにはプログラミングの知識が必要になります。しかし、自社サイトにAPIの機能を実装する程度なら、Web初心者でも比較的簡単にできます。

ぜひAPIの機能を使って、より魅力的なサービスを開発してみてください。