インターネット関連の知識が少ない人でも「Cookie」という文字を目にしたことがあるのではないでしょうか?

しかし、Cookieとはどんなものなのか理解している人は多くありません。Cookieは便利な反面注意点もあります。

そこで、今回は知ってるようで知らないCookieについて簡単に紹介します。

■Cookieとは

Cookie(クッキー)とは、閲覧するWebサイトからサーバー経由で送られてくる情報です。この情報はユーザーのPCやスマホに保存され、次回サイトを訪問したときにユーザーに合った情報を表示させるようになります。

例えば

Amazonのショッピングカート情報
アカウント入力を次回より省略

これらはCookieの代表的な機能です。もしもAmazonでCookieが設定されていなかったら、ページを更新した瞬間にカートに入れていた商品はなくなってしまいます。

毎回アカウントを入力してショッピングをするとしたら、多くのユーザーがストレスを感じることでしょう。Cookieが機能しているおかげで、多くのメリットを得られていると言えます。

■キャッシュとの違い

似た機能であるキャッシュは、しばしばCookieと混同してしまいがちです。
Cookieとキャッシュの違いは以下のようになっています。

Cookie:カート情報やアカウント情報などを保存する
キャッシュ:Webサイトの画像やデザイン情報を一時的に保存する

どちらもユーザーのストレスを解決する上での貢献度は高いです。カート情報やログイン情報を保存するCookieに対して、キャッシュは次回サイトに訪れたときに表示速度を改善する目的で使われることが多いです。

キャッシュが機能していると画像やサイトのレイアウトなどが一時的に記憶されるため、次に同じページを表示した時の表示速度が速くなります。

2つの機能は似ているようですが目的が明らかに異なります。

■Cookieの注意点

Cookieは自分の情報をローカルに保存してくれるという便利な機能がある反面、注意するべきポイントもあります。

例えば、会社の共有PCやインターネットカフェのPCでアカウント情報を入力したとします。このとき、「パスワードを保存しますか?」というメッセージに対して「はい」をクリックするとブラウザ上にアカウント情報が保持されます。
この情報は自動で保存されるため、気づかずにそのママにしていると、後から第三者にアクセスされる危険があります。
共有PCではCookieを利用しないことをおすすめします。

■まとめ

今回はCookieの意味や利用方法について紹介しました。

Cookieを利用することによってWebサイトのアカウント情報などを何度も入力する必要がなくなりました。

第三者と共有するPCでは個人のアカウントにログインされてしまう危険もあります。

便利だからこそリスクがあることも理解して適切な使い方をしましょう。