作成するサイトの種類別に分類した使いやすいWordPressテーマ(テンプレート)を7つご紹介します。

有料テーマだけでなく無料のテーマも多数あるほか、設定のしやすさを重視してWordPressの扱いに慣れていなかったり、自力で高度なカスタマイズを行うことができない初心者〜中級者の方が使えないものは除いているため、難しいことがわからないという方も安心して使えるものばかりです。

作りたいものを素早く作れるテーマを知りたい方はぜひ参考にしてください。

ホームページに適したテーマ

1.【無料】Xeory Extension


コンテンツマーケティングというマーケティング手法の情報を発信する「バズ部」というメディアが配布している企業サイト向けテーマで、様々な企業情報を掲載できる1カラム(サイドバー無し)のトップページが搭載されています。

企業サイト向けのWordPressテーマはたくさん存在していますが、よほど特徴的なデザインにしたいのでなければこれで十分ですし、デザインもシンプルな汎用性が高いテーマなので企業サイト以外のホームページに使用できます。

ブログとメディアに適したテーマ

2.【有料】Emanon Pro




WEBマーケティング(WEBサイトを用いた集客手法の総称。ここではオウンドメディア(後述)の運営を指す)で利用することを目的として作成された、ページごとに表示非表示の設定が可能なCTA機能(記事の最後に設置し、お問い合わせフォームや商品の紹介文などを掲載することで訪問者に購入や問い合わせなどのアクションを促すコーナー)やランディングページの制作機能を搭載し、多数の広告設置スペースと複数のメニューの設置スペースも用意したオウンドメディア(企業やフリーランサーが運営する、集客や顧客の囲い込みなどを目的とした情報発信を行うメディア)を作成するのに最適なテーマです。

デザインが汎用性の高いシンプルなものであるのに加え、前述の通り広告設置スペースも充実しているのでオウンドメディア以外にも広告掲載による収益化を目的としたブログやニュースサイトなどの構築に活用することもできます。

3.【無料】Emanon Free

先程ご紹介した「Emanon Pro」の無料版で、Proの機能を大幅に制限しているものの、オウンドメディアの構築に必要な必要最低限の機能は一通り備えている無料テーマです。

「必要最低限」という表現を使いましたが他の無料テーマの多くよりも高機能であることは間違いないため、コストをかけずにブログやメディアを作りたい方に適しています。

4.【有料】SANGO


Googleが提唱するマテリアルデザイン(物体の重なりや影の付き方といった現実世界にあるものを再現することで、直感的に操作できるように作られたデザイン)と呼ばれるデザインを取り入れた、他のWordPressテーマにはない美しいデザインが特徴のWordPressテーマです。

投稿や固定ページで利用できる見出しやボタン、ボックスなどのデザインを簡単に実装できるショートコードも大量に用意されているため、プログラミングやWEBデザインの知識が無くてもページ全体の美しいデザインに見合った見やすいコンテンツを作成することができるほか、関連記事などのブログやメディアで使う機能が充実しているので、オウンドメディアブログWEBメディアの作成に適しています。

5.【有料】STORK




広告設置スペースが充実しているWordPressテーマで、CTA機能とランディングページの作成機能もついてるためオウンドメディアやアフィリエイトサイトに適しています。

デザインが特徴的であるのに加えて使用しているユーザーが多いのでオリジナリティを出したい方には不向きですが、設定の手間は最小限に抑えられるので、とにかく早くブログやメディアを作りたい方や、難しいことはわからないという初心者の方は利用を検討してみてはいかがでしょうか。

WEBサービスに適したテーマ

6.【無料/有料版あり】OnePress


インパクト抜群の1カラムのトップページが印象的なテーマで、あらかじめ設定されている入力項目を埋めるだけで画像やアイコンも取り入れたランディングページのようなデザインのトップページをプログラミングなしで作成することができるのが特徴です。

トップページでサービスの解説を完結させることができるため、会員制サイトや会員制SNSといったログインユーザー以外にコンテンツやサービスを一切公開しないサイトや、サービスの提供自体はリアルで行い、予約や決済などの手続きのみをWEB場で行う専門家の派遣サービスなどのWEBサービスの構築に適しています。

他のWordPressテーマとはかなり勝手が違う構造になっているものの、テーマを有効化した初期状態が既に全入力欄を埋めたデモサイトになっており、WordPressのカスタマイズ画面から視覚的&直感的な操作でトップページを構築することができるため、WordPressの操作に自信がない方でも十分利用できますが、日本語のカスタマイズ情報は少なめである点に注意が必要です。

このテーマの魅力を言葉で言い表すのは難しいため、より詳しいデザインと特徴は以下のリンク先にあるデモサイトを見ていただければと思います。

https://demos.famethemes.com/onepress/

7.【無料/有料版あり】Hueman

海外らしいお洒落なデザインが特徴的のテーマで、動作が軽いだけでなく3カラム(2つのサイドバーがある)のレイアウトにも対応しているという珍しい特徴を持っています。

トップページやアーカイブページ(カテゴリー・タグ別の記事一覧など)に表示される投稿一覧の表示形式を複数の選択肢から選ぶことができる、たくさんの投稿があるほど見栄えが良いデザインのテーマですので、ユーザーが投稿を作成する投稿サイトやwiki、SNS等のWEBサービスに最適であるほか、製品やサービスのサポートフォーラムにも適していますが、日本語のカスタマイズ情報が少なく、WordPressの操作をある程度理解している中級者以上の人でないとサイトの設定を行うのが難しいのがマイナスポイントです。

まとめ:有料テーマで時間を節約しよう

この記事では無料・有料を問わずおすすめのWordpressテーマをご紹介しましたが、設定やカスタマイズの時間を節約することを考えると高機能な有料テーマを先行投資で購入するのがサイト完成への最短ルートと言えます。

自力でカスタマイズするだけの能力がある方は無料テーマをベースにプログラムを組んでいくのもよいですが、WordPressを使い始めたばかりの方や、PHPやJavascriptなどのプログラミング言語を用いたカスタマイズを行うだけの知識がない方は、有料テーマの購入を検討してみてはいかがでしょうか?